左 官

左 官

優れた建築の仕上げ部門として。

建築の仕上げ部門として「左官」の歴史は古く、今から1,300年前の飛鳥時代まで遡ります。当時の文献では「土工」「白土師」として記載がみられます。
当時の大きな建造物として、「奈良・法隆寺」の壁が代表的なものであると言われています。左官工事は時代とともに専門化し、工期、材料、経済的観念から湿式工法から乾式工法へと変化しました。工事量は激減するも、その装飾性、耐久性に加え環境にも優れた「安全・安心・健康」な天然素材を使った「左官」は、これからも快適で美しい居住空間に貢献していきたいと考えております。
より美しく快適な居住空間のために、ひと塗りひと塗りに
技術を込め、「環境に優しい機能と芸術性の高い仕上げ」を塗り壁で表現します。競技は、2日間、計11時間30分で、事前に公表された課題図を基に、石膏の造形美と塗り壁の技と美しさ、精度の正確さについて競います。 今回は国際大会を見据えて作業を3工程に分割、モジュール形式としました。 世界に向けて、工程ごとに仕事量を若干多く設定してあります。与えられた時間の中で如何に「早く、きれいに、正確に」取組めるかがポイントとなります。 素材の性質を熟知した置引きの技と正確な切断、取り付け、接合部の綺麗さ、塗りの技と表現力等、培った技能力を駆使して無駄のない俊敏な動きと集中力で全選手が一丸となり、完成を目指す姿は圧巻です。
左 官
居住快適性を高める技能者の喜び。
日本における「左官」工事は、その装飾性はもとより、耐久性、居住快適性を高める技術として普及し発展してきました。そして今日、自然素材を使用している塗り壁は、吸放湿性・断熱性・保温性・脱臭性・防火性など幾多の優れた機能に富むことから、昨今の建築仕上げには欠かせません。また、人の暮らしに健康を提案できる職種として「左官」の魅力も増大しています。
居住快適性を高める技能者の喜び。
安全・安心・健康をキーワードに住環境への期待。
左官工事は吸放性や防火性など、優れた機能性をもつことから「安全・安心・健康」な建材として再評価を受けています。そのなかでも特に「漆喰」は職人の技によってさまざまな意匠を表現することのできる天然素材の材料です。
特に最近、消費者の健康志向を背景に、土壁や漆喰が見直されてきております。エコやロハス※、天然素材といったキーワードがユーザーに支持され、豊かで健康的な住環境が求められており、「健康」を提案できる左官の魅力も増大しています。

※LOHAS(ロハス、ローハス)とはLifestylesOfHealthAndSustainability(健康と持続可能性の(あるいはこれを重視する)ライフスタイル)の略。日本では、「健康と環境を志向するライフスタイル」と意訳され、スローライフやエコに続いて広まった。一般的には、健康や癒し・環境やエコに関連した商品やサービスを総称する。
安全・安心・健康をキーワードに住環境への期待。