石 工

石 工

ノミや槌にて石製品をつくる技。

古来、「石工」とは、ノミと槌を用いて原石に手加工して石製品の製作を行っていた者の呼称でした。しかし、近年では機械による加工が主になっており、ノミと槌を用いて加工できる者だけを「石工」と呼び、機械しか使えない者は機械工と呼んでいます。「石工」の製作する主な製品は、墓石、灯篭、水鉢、仏像、石鳥居、玉垣など、石製品全般に及びます。競技では、手作業を中心に、国際大会をにらんで一部機械を使ってそれらの課題に挑みます。
道具を使いこなし、無心で槌をふるう。日頃の鍛錬が、カタチになっていく。
課題はみかげ石を加工し、課題作図に示された製品を製作すること。その際、「石工」としての基本的な技術技法を用いてノミと槌による手作業を中心に、国際大会にあわせて一部機械を使って作品を仕上げ、その技能や出来映えなどを競います。競技時間は、2日間、計10時間。 ●基本的な技法「小たたき仕上げ」「びしゃん仕上げ」「角出し」「直角度」「アール加工(凸アール、凹アール)」「けずり込み(小べら仕上げ)」
石 工
ただの石にカタチをあたえる喜び。
ひとつの石製品をつくるには、大・中・小のノミやせっとう、びしゃん、こやすけ、タタキ、こべら、コンパス、さしがね等のような、さまざまな道具を使い分けることが必要です。そして、無心になって槌をふるい、それらの道具を使って作業をしていくと、やがて無機質のただの石が、表情のある造形物として作品になっていきます。こだわりの道具による、ひたむきな手仕事。機械では味わえない「石工」だけの喜びの時間が過ぎていきます。
ただの石にカタチをあたえる喜び。
技能特徴のある石材加工を目指して。
課題は、国際大会にあわせて、コンプレッサーを併用しており、課題作品の形状も従来のものとはずいぶん変わっています。とくに今日、特徴のある石屋、技能のある石材加工店に需要が集中する傾向です。将来の発展のためにも修業は大切です。自らの実力をつけるためにも、こうした大会への参加は好ましく、その先の国際大会も大きな目標であり励みになります。
技能特徴のある石材加工を目指して。