木 型

木 型

ものづくりの原点。

「木型」はものづくりの原点です。この技術は、江戸時代の末期、船舶鋳造の金型加工用モデルに始まり、様々な技術の変遷を経て今日に至ります。近年では“型”の多様化により、鋳造用に限らず、加工用モデル、デザインモデル、計測用治具など多岐に活用され、その素材も、厳しい寸法精度やNC加工などに対応するために、天然木材のほか、合成木材や合成樹脂、また金属との併用も盛んです。
木目を読み、道具を選び、0.1㎜の寸法精度を刻む。
競技は2日間の計10.5時間で鋳造部品の「木型」を製作するのが課題。加工の全工程を手作業にて行い、完成された模型の寸法精度は±0.1㎜を争います。課題には「図面の解読」「木材の性質」「鋳造用方案」「道具の扱いと技能」「木型製作に関わる総合知識」など多くの要素が含まれています。ポイントは、特に寸法精度および巾木の形状、大きさ、R面の正確さ。「木型」製作の成形技能はもとより、素材の材質知識、そして後加工、後処理まで考慮し完成させなければなりません。
木 型
自らの手や知恵が、製品づくりに生きる。
木は生きています。「木型」は、呼吸するその木の歪みを最小限に押さえ、寸法精度0.1㎜の成形を実現する繊細な技術です。そして、かんな、のこぎり、のみなどの道具へのこだわり。「木型」はNC化の進む今日にあってなお、人の手と知恵と感性の生かせる魅力あふれる職種です。自らのつくる「木型」から、さまざまな製品が世に生まれます。まさにものづくりの原点を担う大切な技能として、大 い な る魅力に満ちているのです。
自らの手や知恵が、製品づくりに生きる。
技能は“模型製作”として、さらなる広がりへ。
文久 3 年(1863)、幕府海軍の長崎・横須賀の各造船所における、オランダ人技術者の指導による鋳造が始まりとされる日本の「木型」技術。その後、歴史とともに進化する機器や技術、新素材の開発や応用などにより、着実に進歩してきました。今日、その広がりは“模型製作”技術と総称され、あらゆるものづくりを担う原点として、今後ますますの発展が期待されています。
技能は“模型製作”として、さらなる広がりへ。