フライス盤

フライス盤

回転切削工具による、精密な立体形状の加工。

「フライス盤」は機械加工の現場で活躍する重要な工作機械です。工作物(加工される材料)を前後・左右・上下に動かし、定位置で回転しているフライス工具(ドリルやエンドミルなど回転切削工具)で、工作物を高精度に加工します。
金属の平面加工や溝加工、穴加工などが得意で、世の中の多くの機械部品製作に重要な役割を果たしています。競技では、寸法精度はもちろんキズの有無など見た目の美しさも求められるため、テクニックとスピードを併せ持つ高度な技能が必要です。
0.01㎜を競う道具と手順、競技は段取りから始まっている。
“ひざ形立てフライス盤”を使用し、フライス盤の要素作業(六面体、直溝、勾配溝、T溝、あり溝、穴加工など)で構成された競技用課題を競技時間内(約5時間内)に作成し、その出来映えを競います。要求機能、加工精度、制限時間等から、課題の難易度はたいへん高くなっています。 ●課題は事前に公表され、選手はあらかじめ加工工程や作業時間等を検討し、必要な切削工具や測定器具、作業工具を準備します。そして、練習を積み重ね加工の技能や測定技術を向上させ、技を熟練させます。 ●競技会では、準備した切削工具等を持ち込み、抽選で決められたフライス盤の精度を確認し、簡単な調整をしたうえで課題を製作し、提出します。
フライス盤
段取りをこなし、緻密な加工をこなす。
「フライス盤」は“段取りに始まる”といわれるほど準備が大切な職種です。切削工具や作業工具、測定器具など、総数が数十にも及ぶ道具類を選択し、効率的な作業手順を決めるには、加工図面の読み込みと機能的な公差の見極めが欠かせません。しかも、そうした道具や手順をこなすための技能の熟練によって自らが成長し、0.01㎜を超える高精度な加工ができるようになります。
段取りをこなし、緻密な加工をこなす。
機械加工の双璧として、ものづくりの明日を担う。
機械加工現場において、その代表ともいえる旋盤は主に円筒形状の加工に使われますが、旋盤と双璧を成すものとしての「フライス盤」は、主として平面や曲面の立体的形状の加工を担って活躍しています。そして、これからも機械加工に欠かせない職種として、日本の“ものづくり”を支えるための重要な役割を果たしてゆくはずです。
機械加工の双璧として、ものづくりの明日を担う。