精密機器組立て

精密機器組立て

試作品や特注品こそ、我らの望むところ。

「精密機器組立て」は、機械加工(旋盤、フライス盤、平面研削盤)と手作業(ヤスリ)によって部品を加工、調節し、組み立てる職種。作業には、工作機械で仕上げて精密加工をする技能や手作業で精度を出す技能など、いくつもの能力が必要です。職種名のように扱う製品は非常に精密で、製品には±0.001㎜という高度な精度が求められます。
この技能は、試作品や特注品のような機械化されていない製品の製作などに生かされます。
0.001㎜を作り出す手業は、まさに感覚世界。
競技時間は7時間。鋼や黄銅の材質・形状の異なる18種類の部品を製作し、組立て調整を行って「偏芯カムによるダブルスライダー機構」を完成させます。この課題は偏芯カムによって主駆動用スライダーを駆動させ、その往復運動を,上下スライダーによる位置決め機構と左右スライダー位置決め機構の2方向に分岐します。左右スライダー方向に分岐した運動は45°及び30°の伝導スライダーにより上下スライダーと開閉スライダーを駆動し位置決めさせる機構です。部品精度により組立精度が左右され要求機能に大きく影響します。狙い値通りに仕上げられる高度な加工技能と精密な組立技能が要求される課題です。課題は公表されていますが、当日一部が変更されます。要求される機能にどのように影響するか、選手たち自身に部品の精度や加工工程を検討してもらい、それらを行えるかが試されます。
精密機器組立て
驚異的な手の精度と、機械と道具の習熟。
この職種の最大の魅力は、驚異的な加工精度。日々、技能を磨くことによって、機械加工やヤスリを使った手仕上げで0.001㎜というミクロの精度感覚に目覚めます。また、使用する工作機械機器も3種類あり、それぞれの工作機械の構造、操作方法を知ることができ、切削工具についても幅広い知識が得られます。どの機械や道具をどう使えば早く高精度に加工できるのか、そうした総合的な判断能力も培えます。
驚異的な手の精度と、機械と道具の習熟。
機械にできない精緻な技能で、産業の未来を開く。
この職種の技能者は、その総合的な加工能力と判断能力から、自動車部品などの研究試作品や、自動化できない高精度な製品加工、組み付けなどに技能が生かされます。また3種類の工作機械を操作できることから、製造業の機械保全部門や技能教育部門など、製造業の根底を支える技能者として重要視されます。
機械にできない精緻な技能で、産業の未来を開く。